この12月という冬場に入り、気温の変動も激しい事で日々の生活にもより厳しさを背負う時期になっているのではないかと思われます。
そんな中・・・
この12月に入り、毎年のように騒がれ続けている、特に意識されてきた危険があります。
それは・・・
インフルエンザウイルスとノロウイルスです。
その中でも特に私が意識している感染症は「ノロウイルス」の方です。
その理由として・・・
- インフルエンザは発熱や寒気・咳・痰など人間が警戒されやすい病気なのに対し、ノロウイルスは吐き気・嘔吐・下痢・腹痛など、意外と見落とされやすい(人間が警戒しにくい症状)という事。
- インフルエンザはワクチンや内服療法があるが、ノロウイルスに対してはワクチンも内服策もない。
- インフルエンザはアルコールも次亜塩素酸ナトリウムも消毒効果があるが、ノロウイルスは次亜塩素酸ナトリウム(もしくは高温加熱)しか消毒効果がなく、しかも次亜塩素酸ナトリウムは金属腐食・人体組織へのダメージなど強力な副作用があり、取り扱いは、やや慎重でないといけない。
- ノロウイルスが飲食店や福祉施設で発生した時、理由はどうあれ、後始末が大事になってしまう。
以上のようなリスクがノロウイルス自体、もしくはそれが発生した際の対応時には絡んでいる事もあるからです。
本当にタチの悪い「危険な奴ら」です。
しかも、この冬場で気温が極度に低い環境なほど、活動時期が長いのもノロウイルスの特徴とされています。
ノロウイルスは、気温5度の環境で30日間生き続けるというデータがあるそうです。逆に85度以上の湯で、1分間以上の熱水洗濯、後に乾燥機にて乾燥した際はノロウイルスは死滅します。
もしくは0.1%次亜塩素酸ナトリウムを使う消毒でもノロウイルスを死滅させる事が出来ます。
こういう感染性胃腸炎が現場で発生した時、様々な手順はありますが・・・・
必ず感染性胃腸炎疑いのあるケースに出くわした時は以下のポイントを守るようにします。
- スタッフ(他の応援者)に声かけする。
- 利用者(客)を避難させる。
- (感染予防具を着用後)嘔吐者を介抱する。
- 窓や扉を開ける。
- 消毒液(0.1%次亜塩素酸ナトリウム希釈液)を作る。
- 嘔吐物を処理する。
以上の事については本当に「大切な手順のポイント」なので、次回もお話ししたいと思います!
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