時間というモノをどう意識して過ごしていくか

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(尾道・福山で少子高齢化対策に関わるデイサービス看護師)時間というモノをどう意識して過ごしていくか

病院でも、老人ホームでも、デイサービスでも・・・

私が関わった事のある現場にいらっしゃる高齢者の約8割は70歳を超えている方々です。

どの業務でも必ず「職場で時間内に終わらせないといけないノルマ」というものが存在します。

そのノルマを効率よくこなさないと、他の職員に負担がかかったり、バッシングの要因になったりするはずです。

看護師は、そのノルマをいかにして効率よく終わらせ、その余った時間を一人でも多くの患者さんや利用者さんとコミュニケーション(必要時ケアも)を図れるかに全力を注ぎます。

そうして構築された高齢の方々とのコミュニケーションの中で、最近やたらと感じる事があります。

それは、あるお年寄りのある言葉からもたらされます。

  • 「若いころは一生懸命会社の為、家族の為に働いたな~」
  • 「時間はあっという間に過ぎるよ~」
  • 「戦争があった頃は生きる事に精一杯だった。あの頃の歌とかはカラオケで聞きたくない」
  • 「ある日、突然コロッと逝きたいね~」

これらの言葉はどの医療・福祉の現場にいても、意外とよく耳にする事象だと思います。

こういった人生の先輩方のご意見を頻回に伺ってみたら、何だか一層

  1. 時間はどんな財産よりも宝物なのだ!
  2. 人生に無駄な時間などあってはならない(ないはず)

そんな気持ちにさせられます。

そして、そんな医療・福祉の現場でほぼ毎日を過ごしていた私だからこそ「気付いた事」があります。

それは・・・

人生の先輩方からのメッセージであろう上記1・2が分からなくなる社会人が増えているのでは(例えば生活保護の不正受給とか)という心配です。

特に戦争とかを知らない私たち現代人は、食べ物や時間、生存への不安、そして「生きられる事へのありがたさ」に対する緊張感が、高齢者の方々から見れば「薄い」と感じている方も沢山いらっしゃいます。(重い病にかかったりされている方とかは別だと思いますが・・・)

だからこそ、もう一つ気付いたのは・・・

世間でよく、「楽しい事ほど時間が早く感じる」という言葉を聞きます。

素晴らしい言葉だと思います。ただ、その過ごした楽しい時間を「ただ、楽しい時間だけで終わらさない事」も大切な気がします。

  • もし、自分がすごく重いストレスを抱えた時、いつもやってる楽しい事で解消しようとしても解消出来なかったらどうするか?
  • 誰の顔も見たくないくらい辛い事があった時、自殺したり引きこもらないように生きていくにはどうすればいいのか?

人は「生きている」時点で絶対に「誰かのお世話」になっています!

誰かのお世話になりっぱなしで何も社会に尽くせないって、人間界に暮らす人間としてどうなのか?

だから、生活保護を不正に受給してパチンコやってる者(その構造を悪用する者も)とかを見たら怒りがこみあげてきます。

生活保護不正受給者への怒り

なので、最近私が意識している「時間のコンセプト」としては・・

多少身体や心が(特に心が)しんどくても、その中で過ごした時間が「長い」と感じる事が出来たならその時間はきっと無駄ではなかった時間であり「長く」感じる事が出来た貴重な経験と満足だったと考えています。

この世の中、重病をかかえていても、家庭を、会社を、この国を守るために懸命に働いている方々もいらっしゃるはず!

だから、そういう「時間を長く感じる方」の「懸命に運命と向き合って生きる姿」を「かけがえのない宝」と思い、私も過ごしたいです。

今後も看護師として尾道市・福山市を起点に更に(運動器)介護予防訓練頑張ります!

※ 皆様、貴重なお時間の中、記事をお読みいただきありがとうございます。
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