私は職場(病院・老人ホーム・デイケア・デイサービス等)で多くの患者さんやご利用者に出会ってきました。
その大半は言う間でもなく「高齢者」の方々です。
と、いう事は・・・看護師も介護士も、お年寄りの援助に関わるには高齢者の方々の身体の特徴をよく知っておかないといけないという事になります。
人間が高齢になると身体機能・精神機能も大きく変化します。
現在、そういった高齢者の方々が不慮の事故(転倒・誤嚥等)などで寝たきりにならないように私は現在「介護予防運動」を各地(尾道市・福山市等)で実施させてもらっております。
それで今回、この記事で注目していきたいのは「嚥下」についてです。
転倒予防の為の介護予防運動の重要性などは通常、ブログでお話してきましたが、嚥下については少ないので今回少し触れていきたいと思います。
私は、現時点では「デイサービス」で勤務しております。
その際に必ず昼食前に「誤嚥予防の為の嚥下訓練(運動)」を行っております。
そして、その嚥下訓練の際に私が必ず「行っている訓練」というより「テスト」があります。
それは、唾を飲み込む練習です。
唾を約30秒の間に何回飲み込めるか・・・・それを観察しています。
ただ、デイサービスのご利用者の方々には「では、皆様、唾を時間をかけて3回くらいゴックンします」と伝えております。
その間にお年寄りの方々が2回はきちんと唾をゴックン出来ているかをザッと観察します。
もし、30秒程度の時間内に唾を2回ゴックン出来ない時は「嚥下障害の危険性」があると言われています。
嚥下障害・誤嚥性肺炎は「寝たきりの要因」に繋がる極めて危険性の高い病状です。
それだけにただ、単純に「唾の飲み込み」と思われないように、毎回「唾の飲み込みの重要性」に関してはお年寄りの皆様に継続的に説明をさせてもらっております。
こういった「食事摂取前の安全体操」も、人が充実した生活を行う上で重要な要素の1つだと思うのですが、どうでしょうか。
※ 皆様、貴重なお時間の中、記事をお読みいただきありがとうございます。
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