私は少しずつですが、介護予防運動・地域ボランティア活動も増えてきています。
そんな中、いろいろな現場に足を運び、いろいろな職種の方のいろいろな考え方・生き方を伺う事が最近更に増えてきました。
とはいえ、以前何年も病院・老人ホーム・デイケアなどに勤務していた頃にも「患者・職場職員・高齢者」から多くの「価値観」聞いたり(聴いたり)してきましたが・・・。
その中で私が人の趣味や考え方で特に注目したのは「職場に何年・何十年も常駐・継続勤務が出来る職員さんとそうでない職員さん」との差がどこにあるのか・・・・についてでした。
例えば、准看護師として都道府県知事資格・もしくは看護師国家資格を取得し、どこかの病院に就職したとします。
ところが、就職した職場を何年継続出来るかは個人差がすごく激しいです。
確か日本看護協会さんが調べた統計だったかと記憶してますが、1年以内の離職率が2013年度で7.5%、また、常勤(夜勤もやっている看護師さん)で辞める人は11%だそうです。
つまり年間(実は毎年)、10人に2人は何らかの理由で看護職を退職しているという統計になるのです。ただ、あくまで統計に協力して下さった病院さんからの結果ですが・・・。
なので、統計にない職場だと水面下でどれだけ退職しているか考えたら「もっと多いのでは」と推測されます。
(日本看護協会さん曰く)少しずつ改善傾向はあるものの、どうしても夜勤回数が増えて不規則になる病院とかだと、その分離職率が上昇傾向だそうです。
ただ、夜勤増大などによる勤務時間の不規則性以外にももう一つ、肝心な離職率の上昇傾向にある原因「(職員間の)人間関係」も注目が必要になるのではないでしょうか。
では、なぜ、人間関係の問題は起こりやすいのでしょうか?
私は以前、看護師じゃない他職種の方々に看護師の人間関係や離職率の話をした際、「そんなのはどこでもある問題よ!看護師だけが特別じゃないよ!」と言われた事が昔ありました。
ただ、実はその「どこでもある事」とひとくくりに考えてしまうのは「危険思考」だと、以前私はある事がきっかけで気付きました。
まず、現場によっては「その各現場にしか見えない問題・解決策」というモノが存在します。電気や溶接関係・飲食店・プログラマー・教員や保育士・弁護士・市職員・医師・看護師等様々です。
私は病院の看護師という現場を離れ、地域での交流・ボランティア活動・ソーシャルメディア等を通して、各職種の方々の苦労・問題・解決実施・解決後の喜び・将来の目標などお伺いさせていただきました。
そして、その事がきっかけで気付いたのです。
- 「人間関係」イコール「どの現場でも同じようにある事」で片付けてしまう事が、「問題の本質から目をそらしている・もしくは本意・不本意でその問題解決を諦めているという結果になっている」!
- 現場個別の各解決策に目を向けない限り、真の解答もしくはヒントは導き出せない事!
- どんな現場でも「要領よく自分の心の重荷を最小限にストレス解消が出来る人間と出来ない人間がいる」事!
そして、再び看護師の職場(病院離職率)の問題に話を戻しますが、実は上記1~3が医療の現場では非常に強いという事を看護師悩み相談掲示板や私の知人等からもよく耳にします。
そして次回、お話したいと思うのですが、その中で私が特に注目している問題は「3」の要領性の問題です。このお話も続けると長くなるので続きは、次回で・・・。
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