ヒーロー等の真似して行ってはいけないアノ行為!

Pocket
LINEで送る

(尾道・福山で少子高齢化対策に関わるデイサービス看護師)ヒーロー等の真似して行ってはいけないアノ行為!

よく映画・アニメ・漫画のキャラクターとかが「自分の強さ」を誇示するのも兼ねて行う「首の骨や手の骨をコキコキと鳴らす行為」

あれがカッコいいと思い、よくストレス解消などで行う方々も多いとは思いますが・・・。

はっきりいって、その行為!とても「危険」です。

何故危険なのか?それは、首の骨を鳴らす行為が「首の骨と骨をこすり合わせている行為」であり、頸椎椎間板ヘルニアの危険があるからです。

ちなみに「頸椎椎間板ヘルニアとは何か?」というお話になりますが、その前に・・・。

首の骨は別名「頸椎」と呼ばれています。

頸椎は全部で7つあり、上から順に第一頸椎、第二頸椎と名付けられています。

各頸椎間には椎間板と呼ばれる組織があります。

この椎間板は上下の頸椎を連結させており、ある程度の弾力があります。

この椎間板の組織が破損し、脊髄や神経根が急激に圧迫されて出現する症状が頸椎椎間板ヘルニアと呼ばれる状態です。

頸椎椎間板ヘルニアは、2種類の症状があります。

1つ目は左右どちらかの肩、もしくは手の特定の領域に激しい痛み等が生じるケースです。

この場合、数日間、首の寝違いに類似した鈍痛・違和感などの後頸部症状が出現します。

そして手や肩への激しい放散痛が生じる事が一般的だと言われています。

ただ、この痛みは強いものの、ほぼ2-3週間過ぎれば、鈍い痛みやしびれが残り、これが数週間から数ヶ月で軽減するという状態が多いと言われています。

もう一つの種類ですが、両手のしびれが出たり、両手を使って箸を使ったり、ボタンをかけるような動作、本のページをめくる動作等が出来なくなる「巧緻運動障害(こうちうんどうしょうがい)」と呼ばれる状態に陥るタイプです。

そしてそれと同じタイミングで両足が足先から段々としびれて始めたり、歩行が変に不自由になるとかいった症状が数日から数週間の経過で急速に進行する怖いケースです。

この手の症状が悪化してきたら「手術療法」や「保存療法」など重大・緊急な処置をしないと後々大事になるケースも・・・。

なので、もし日常生活で「首の骨」を鳴らしたりされてる方々!

安易に「首が強いんだ」と突っ張ってコキコキと「漫画のキャラクター」みたいに首の骨を鳴らすのは今日からでも良いのでやめましょう

ヒーロー達も作者も、そんな「読者の不幸」は望んでないと思います、きっと・・・(笑)

今後も看護師として尾道市・福山市を起点に更に(運動器)介護予防訓練頑張ります!

※ 皆様、貴重なお時間の中、記事をお読みいただきありがとうございます。
もし、記事に共感いただけましたらシェア、もしくは以下の” はてなブックマーク・Twitter・いいね! ”ボタン等を押していただけると凄くうれしいです。

皆様の貴重な応援が、私の更なる元気と勇気につながります。

Pocket
LINEで送る

follow us in feedly


コメントを残す