私は現在、いち看護師として様々な場で高齢者の方々の介護予防運動に関わっています。
そして、ケースバイケースですが・・・
私自身が介護予防運動を実施してきた事も何度かあります。
最近関わってきたのは福山市~尾道市内のデイサービス・地域包括支援センターでした。
そういった「介護予防」に最も間近な現場に入る事で各市内の地域の住民の皆様の介護予防への意識を肌で感じる事が出来たからです。
その際に私が以前ブログで述べた事がありました。
それは・・・
最低以下3つの注意点にこだわり、介護予防運動を尾道市~福山市内で行っている・・・という事です。
その介護予防運動時気を付けている三つの注意点とは!
- 参加者(高齢者)の立場・心身の状態を考え、無理はしない。
- 体操は必ず1クール30分未満が限度。
- 体操の最初・途中・最後は必ず腹式呼吸による深呼吸を適用する。
これは、どの現場においても私は基本的に方針は変えていません。
で、今回は2番目に述べた「体操は必ず1クール30分未満が限度。」についてお話出来たらと思います。
前回に述べた事と同様、「無理しない」という事は介護予防運動を行う現場に置いては全てにおいて当然の事です。
ただ、なぜ運動を30分あたりに置いているのか?
実は30分と言う基準はある意味「私の看護師としての経験則」も含めているところもあります。
確かにデイケア施設とかで介護予防運動器指導を行う看護師等は30分を目安に運動を行う(らしき)介護保険法の規定はあります。
ただ、それとは別に私自身が昔、介護予防運動をお年寄りに勧めた際、お年寄りも真剣になって無理をしてしまうかそうでないかの境界線時間が30分だったからです。
その後なぜか、30分を超えて無理に運動を勧めてしまうと(特に夏場などでは)腰痛・全身倦怠感等訴える方が最低お一人は出ます。
しかし、そういった方(お年寄り)も何故か体操中は「大丈夫大丈夫」と言って無理をしてしまうのです。
そういった体操のオーバーヒートを防ぐ事・そして、ある程度体操出来たら十分な有酸素運動(呼吸)と水分補給なども挟みたい・・・
そう考えたら・・・
やはり、30分と言うくらいの目安がちょうどバランス的にも心身的にも良いのかって思ってしまうのです。
もちろん私の口から「30分を過ぎての無理な体操は身体にも危険な負担がかかりかねないので、ここで一旦休憩を挟みましょう」を運動参加者の方々に伝えます。
最近まで私自身が体操を行う際に30分という目安をおいた際には、血圧上昇以外には特に運動による弊害は認められていません。
もちろん、その30分の中で「全身の筋肉・心肺機能等をバランスよく鍛えられる」メニューを、参加される高齢者の方々の個別性も配慮し実施しなければなりません。
そういう意味でも介護予防運動とは、ただ「人を集め体操さえ教えていればいい」というモノでは決してない!という事になります。
※ 皆様、貴重なお時間の中、記事をお読みいただきありがとうございます。
もし、記事に共感いただけましたらシェア、もしくは以下の” はてなブックマーク・Twitter・いいね! ”ボタン等を押していただけると凄くうれしいです。
皆様の貴重な応援が、私の更なる元気と勇気につながります。