なぜ100歳以上の高齢者年齢対性別比がここまで違うのか!

Pocket
LINEで送る

(尾道・福山で少子高齢化対策に関わるデイサービス看護師)なぜ100歳以上の高齢者年齢対性別比がここまで違うのか!

今年(平成27年)9月の厚生労働省の発表では、全国の100歳以上の高齢者が6万人を超えたという記事を目にしました。

しかも、100歳の高齢者の男女の人数比は・・・

男性が7000人くらいなのに対し、女性は53000人位です。

圧倒的に女性の方が多いんですね。

一体、なぜこんな現象が起こってしまったのか?

女性の方が100歳超えの方が多い理由には様々な要因が各専門家とかで上がっています。

  • 女性の健康への意識が男性よりも高い事!
  • ホルモンの関係!
  • 出生時での染色体の関係!

等々・・・様々です。

ただ、私は現在100歳以上の女性が多い理由の「引き金」の要因となったのは、やはり・・・

戦争!

そう、第一次世界大戦~第二次世界大戦で多くの男性兵役者の死没が引き金になっていると考えています。

実は厚生労働省の統計データでは・・・

明治の途中までは女性よりも男性の方が統計的に高齢者数が多かったそうです。

それが、第二次世界大戦が1945年に終戦を迎え、少し経ったあたりの頃から徐々に高齢者数の性別比が女性側増加の方に傾き始めました。

もし、戦争が起こって赤紙などで多くの男性兵役が無かったら・・・

そもそも戦争自体無かったら・・・

おそらくホルモンや染色体の関係があったとしても、大袈裟に女性と男性の高齢者比は変わってなかったはずです。

ここで話が終わればクイズみたいな感じで「なるほど~」で終わりなのですが・・・

その一方で「別の視点」で、今この現実を見ると・・・

今後若者や中年と高齢者との比は激しくなり、それを国の予算だけでカバーするのには限界が来ている気が・・・。

高齢者もほとんどの方が介護を必要としない(もしくは地域の住民の助け合いでカバー出来る程度の生活力)なら問題ないと思うのですが、現状は・・・

介護保険者(大半は高齢者)も介護保険法施行(2000年)時から、たった15年で6倍の要介護認定者(約100万人から600万人くらいにまで増加)が出ています。

だからこそ、今後どう「国で補えない補正」を「地域住民の地域力(ただお金だけの概念で捉えるのではなく)」でカバーするのか?

同じ80歳とか100歳とかの高齢でも、どんな歳の迎え方をするのか?

まさに今、その課題が私達に問われ続けていると私は認識しています。

今後も看護師として尾道市・福山市を起点に更に(運動器)介護予防訓練頑張ります!

※ 皆様、貴重なお時間の中、記事をお読みいただきありがとうございます。
もし、記事に共感いただけましたらシェア、もしくは以下の” はてなブックマーク・Twitter・いいね! ”ボタン等を押していただけると凄くうれしいです。

皆様の貴重な応援が、私の更なる元気と勇気につながります。

Pocket
LINEで送る

follow us in feedly


コメントを残す