私が介護予防運動を実施する際に一番おススメの体操があるとすれば・・・
それは、やはり「腹式呼吸」になると考えています!
腹式呼吸とは別名、横隔膜呼吸(おうかくまくこきゅう)とも言われています。
横隔膜とは肺の周辺をおおっている膜の事です。
実はこういった腹式呼吸こと横隔膜呼吸は以下の効用が期待されると言われてます。
- 精神をリラックスさせる!
- 痰など溜まっている時は出しやすくなる!
- 胃腸の調子が良くなり、便通も良くなる!
- 胸式呼吸以上に肺に空気を取り入れやすい!
- 心臓への負担が軽くなる!
- 全身の血行が良くなるので各臓器・血管の保護にもなる!
- 咳など出やすい時でもある程度安定した呼吸が出来る!
- 周囲の人にほとんど目立たず行える呼吸法である!
以上の効用が腹式呼吸の魅力だと、各医療系の専門家の中ではよく言われている様です。
では、その腹式呼吸の呼吸法とは・・・
- 自分にとって足腰に負担のかからない姿勢を保持します。
- まずは鼻から息を吸って下さい。イメージとしてはある程度お腹が膨らむイメージを持ってください。
- 体内に溜まった空気をしっかり吐き出します。ただし、口を細く(口笛吹くのに近いイメージで)すぼめて吐いて下さい。
- 息(空気)は吸うよりも吐く方(呼気)を沢山時間かけて行った方が、より効果的です。しっかり空気を吐き出す事で体は更に酸素を吸い込む体制が整います。
あと、私的には腹式呼吸は血糖値も安定させる効果があるのではないかと考えています。
何故なら、しっかり酸素を肺から脳内に取り込む行為は頭の中をリラックスさせるからです。
リラックスするという事は、精神的にもイライラしやすい物質(アドレナリン等)を抑える効果が期待出来るという事になります。
アドレナリンが不必要に上がり過ぎると「高血糖」になるとある内科専門医の方がおっしゃられていました。
その血糖値をコントロール出来る・・・すなわち「糖尿病対策」にもなるという事になります。
だからこそ私は最近「生活習慣病」と称されるものの一つである糖尿病の対策にもなる可能性を秘めている腹式呼吸はぜひおススメしたいのです。
また、有酸素運動(運動の合間に呼吸をしっかり行う)として腹式呼吸を行う事は筋肉の筋力アップ(ストレッチの効果を倍増させる事)にも一躍かっています。
そういった意味も踏まえ、介護予防運動で本当に一番大切なのは「呼吸系」、そしてそういった運動を無理なく(栄養・水分補給等も意識し)どこででも行える!
これが理想形だと私は認識しています。
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