年齢と共に衰える事と、筋力をつける事の意味について

Pocket
LINEで送る

(尾道・福山で少子高齢化対策に走るデイサービス希望看護師)少子高齢化対策

皆様、貴重なお時間の中私の記事を見て下さり、本当にありがとうございます。

皆様も、世間で最近徐々に耳にしている「要介護度」という言葉。

実は、この言葉は今の日本の経済社会と間接的にですが、大きく関係しています。もともと消費増税のきっかけの要因のひとつとなったのは、少子高齢化と経済の変化により、この「要介護度」に該当する人が増えてきた事にもあります。では、その要介護度とは何なのか?

要介護度(正確には要介護と要支援という分け方)とは、介護保険法という法律基準で定められた”寝たきり”もしくは”病気”や”認知症”等が原因で自力では生活が困難な状況の程度を表している判定基準の事になります。

この要介護度というのは7段階あります(介護認定審査会という場等を通して決められる)。

一番軽症な要支援1・2とその更に状態が重い要介護1~5までの7段階で構成されています。

今回私が特に注目しているのは、この要支援・要介護の認定を受けている方々(大半は全国約500万人以上)の中で、”本来起立(立ち上がる)動作が出来るはずの人が出来なくなりかけている方”です。

人の手を借りないと生活が出来ないという意味では要介護という評価に加えて最近では

  • 運動器不安定症
  • ロコモ(ロコモティブシンドローム=運動器不安定症候群)

という言葉があります。

「運動器不安定症」は保険収載された疾患概念らしい意味で、高齢化からくる、バランス能力・移動歩行能力の低下によって、閉じこもり、転倒の危険が高い状態。すなわち

  • 運動機能が低下した事で出てくる病気(もしくはその前歴)がある事
  • 日常生活自立度判定がランクJ(日常生活はほぼ自立しており自力で外出する)またはA(屋内での生活は概ね自立しているが、介助なしには外出しない)であること
  • 運動機能評価テスト(全身の各筋肉とか広範囲部分を評価)の項目を満たす

事を指しているそうです。

一方、「ロコモ」とは、より広い意味があり、全身の運動機能が障害される事が原因で要介護の状態および、要介護の危険が高い状態を指します。そういった運動機能の障害は少しずつ進行していく為、自分もしくは一緒に生活されている身内で気付く事が重要になってきます。

前述しました、”本来起立(立ち上がる)動作が出来るはずの人が出来なくなりかけている方”についてどう私が注目しているかなのですが。

すなわち、そういった方は、寝たきりというという扉の前に立ち、もしその中に入ってしまえば将来寝たきりになり、病院・施設・自宅介護のハシゴを繰り返す危険が高いという事です。

こういった事が増えていくと、病院側も介護負担が増し(病気を診る場所が、加えて介護をする場所に・・)、介護現場でも施設が定員割れし自宅待機になったり営利目的中心のケア・サービスが不十分な施設に行く羽目になったり、老老介護になって悲しい事件になる危険も増してくる・・・・等の出来事になりかねません。

そうなると、最終的に自分の「最期」すら選べない状態になってしまいます・・・・と言いますか、すでにそういった方が全国でもかなり多いのです。65歳以上の高齢者の方のうち、病院で最期を迎える方は今でも全国で約8割並みと言われています(※ 人生の最期など「看取り」については後日お話させてください)。

そういった”本来起立(立ち上がる)動作が出来るはずの人が出来なくなりかけている方”を今後どう、少しでも減らせる為のサポートをしていけるのか・・・・それこそが、今私がやりたいと思っている事になります。

続きはまた、次回にお話しさせてください。

※ 皆様、貴重なお時間の中、記事をお読みいただきありがとうございます。
もし、記事に共感いただけましたら” ↓↓ 下のボタン ↓↓ ”をどうか押していただけると幸いです。

皆様の応援が、私の更なる活動の活力につながります。

Pocket
LINEで送る

follow us in feedly


コメントを残す