介護系看護師が語る「自分なら特に罹りたくない寝たきり時の10症状」

Pocket
LINEで送る

(尾道・福山で少子高齢化対策に走るデイサービス希望看護師)寝たきりが本当に恐ろしい要因「廃用症候群」

皆様、貴重なお時間の中私の記事をご覧いただき、本当にありがとうございます。

前回、寝たきり時の“脳血管疾患”の注意点についてお話しさせていただきました。

しかし、寝たきりの原因になる疾患で最も多いとされている要因が脳血管疾患であるとは言われていますが、現実はもっと複雑です。

それは、寝たきりになる要因の大半は「一つの疾患が原因ではなく多数の疾患を抱えて寝たきりになる」という現実があるからです。

その理由としては、以前より少し触れていた高齢者特有の「心身の老化現象(老衰)」がまず挙げられます。

そこに加え、65歳になる前にすでに患っている「糖尿病」「心筋梗塞」「骨粗鬆症」の既往(定期受診をなお受けている人、もしくは病状を放置していたケース)などが、追々上記脳血管疾患と合い重なって「寝たきり」を助長させる事が多い事にあります。これを既往歴(過去にかかった病気)といいます。

その場合等で、寝たきりになったケースで本当に警戒すべき恐ろしい症状があります。

それは、「廃用症候群」と呼ばれる症状です。

廃用症候群とは、一言で言えば「寝たきりが原因で最終的に全身の心身機能が低下する事」を意味します。

そうなると「心臓・肺・腎臓・肝臓・すい臓等の臓器・各関節・筋肉・生きる意欲・精神状態も含めた様々な部分に多大な悪影響を及ぼす」を言われています。

その廃用症候群の中で、私が病院で勤務していた頃見た「自分が患者さんなら特に辛い・なりたくない10症状」として

  1. 食欲不振
  2. 生活意欲の減退、認知症
  3. 褥瘡
  4. 肝臓系・肝臓付近の病気(胆石・胆のう結石等)
  5. 静脈血栓
  6. おしっこ関係の病気(尿路結石・腎結石・尿路感染等)
  7. 肺の病気(肺気腫・COPD系)
  8. 便秘
  9. 関節や筋肉の萎縮
  10. MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)

これら上記の症状がなぜ、「死よりも恐ろしい」と意識するくらい恐ろしいのか?

きっと、現場で患者さんと同じ目線でお仕事されている看護師さんやお医者さんなら特によくご存じではないかと思います。

一度にその理由を話すと膨大な情報になってしまうので、その理由は(周囲があまり怖がらない程度に)後々少しずつお話させてください。

ただ、上記の状況は、病院に入院・介護保険施設に入所されている方々の抱えてる辛さの現実だという事を私は(涙をこらえ)痛い程よく見てきました。

※ 皆様、貴重なお時間の中、記事をお読みいただきありがとうございます。
もし、記事に共感いただけましたらシェア、もしくは以下の” はてなブックマーク・Twitter・いいね! ”ボタン等を押していただけると凄くうれしいです。

皆様の貴重な応援が、私の更なる元気と勇気につながります。

Pocket
LINEで送る

follow us in feedly


コメントを残す