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以前、寝たきりで起こる「各心身(病的)合併症」についてお話しさせていただきました。
寝たきりの原因に関しては、本当に複雑な問題を多くはらんでいると見ています。
以前に「一つの疾患が原因ではなく多数の疾患を抱えて寝たきりになる」という現実についてもお話させていただきました。
そして寝たきりになった際、本当に警戒すべき恐ろしい症状「廃用症候群」!
廃用症候群とは、前回もお話した通り「寝たきりが原因で最終的に全身の心身機能が低下する事」を意味します。
では、人間の筋肉・骨・関節などはずっと日常生活で使われずに放置されるとどんな状態になるのでしょうか?
その特にすさまじいまでの衰退症状を(前回は病気を挙げてましたが今回は筋骨系で)5点程挙げてみました。
- 骨・・・・・・数日間ベットに寝ていると、骨吸収が変化し骨がもろくなるそうです。
- 筋肉・・・・・5日~1週間ベットに寝ていると、健康時よりも約15%も筋力低下に。
- 関節・・・・・2~3週間ベットに寝ていると、石のように硬くなって曲げるのが困難に(曲がらなく)なるそうです。
- 心肺・・・・・3週間ベットに寝ていると、機能が10%以上低下すると言われています。つまり不整脈や呼吸困難などが出やすくなるという事です。
- 消化管機能・・・数日間ベットに寝ていると、消化吸収機能低下や食欲低下・便秘を引き越します。
他にもいくつかあるのですが、特に気になったのが上記5症状でした。
以上のように、寝たきりになった時の筋力低下などは恐ろしい程進行が速いです。
だからこそ、上記のような廃用症候群に加え、複数の病気を合併し地獄の苦しい最期を迎えない為にも介護予防訓練がどれだけ重要かという事がよく分かってきます。
- 同じ、最期を迎えるとしても「痰がからんだりして苦しい最期を迎えるのか」!
- それとも「普通に夜に眠るようにして最期を家族に看取られながら迎えるのか」!
病院に入院・介護保険施設に入所されている方々の抱えてる辛さの現実を私は(涙をこらえ)痛い程よく見てきたと思っています。
だからこそ、自分が迎える一生・・・そこには、過去も今も未来も、本当に今までの人生で積み重ね続けてきた大きな「何か」の差があるような気がしてなりません。
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