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※ 上記写真は職場歓迎会の時で撮った写真です、おそらく(笑)
以前に看護師が患者さんを診る時に患者さんから得た情報を整理するお話をしました。
そして、その方法に「フォーカスチャーティング」という方法がある事も少し述べてみました。
では、そのフォーカスチャーティングとは正確にはどういう意味なのか!
これは、人によっていろいろな考え方を持っているそうです。 ただ、私の場合は以下の基準で考えています。
フォーカスチャーティングとは病院などで看護師さんが患者さんとの関わりを記録する際に行う情報整理法で・・・・
- 「F(フォーカス:患者さんの出来事)」
- 「D(データ:出来事を裏付けるデータ)」
- 「A(アクション:実施)」
- 「R(レスポンス:反応)」
の意味になります。 ただ、それでもまだ解りにくいと思いますので、更に解説を続けます。
フォーカス(出来事)とは、例えば「2日もご飯を口にしない」とかいった内容の事になります。それ以外でも楽しかった様子などももちろんこの項目に入ります。
データ(出来事に基づいたデータ)とは、例えば「朝がご飯食だと食べない」とか「御家族が自宅から持ってきたパンを全部食べた」とかいった内容です。 だから食事の事なのに食事と関係ない事がデータには上がりません。
アクション(実施)ですが、例えば「栄養士・調理師に依頼して主食をパン食に変更」とか、「御家族にパンを用意して貰う」などのフォーカスとデータに関連した実施行為を言います。 ここで注意したいのは、このアクションの実施者(主役)が、この情報を集めた自分自身であるという事です。他の医師や同僚看護師、看護師長さんとかではありません。
レスポンス(相手の反応)ですが、これは「患者さんがパンを全部食べ終わる」とか「患者さんから”美味しかった”という感想あり」とかを意味します。 だから看護師側で勝手に「表情が良い」とか「楽しく過ごされる」とかいった主観的データはヤバイと言えます。
以上、フォーカスチャーティングの一例でしたが、ここで一つ解るのは・・・。
先程のフォーカスチャーティングのうち、「アクション」で「自分が実施した方法しか当てはまらない」という条件がありました。
つまり、何らかの解決策を実施する時はどんな有資格者だろうがプロとしての自己責任の実施で行うという意味です。 ここに改めて「情報を取り扱う」という事への責任の重さを感じるべきなのかもしれません。
かの有名なドラマ「白い巨塔」で財前先生が訴訟で、敗訴した時に使われた法的書類も、上記のような手法で記録された「看護記録」でしたね。っと余談でした(笑)
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