うつ・躁(そう)から考える”人間の個性・価値観”の違いとは!

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(尾道・福山で少子高齢化対策に走るデイサービス希望看護師)うつ・躁(そう)を真剣に考えてみて!

皆様、貴重なお時間の中私の記事を見て下さり、本当にありがとうございます。

実は、以前からこのブログを書き始めた時に”必ず一度は触れておきたい”と思った議題がありました。

それは、人誰もが抱えている”うつ”と”躁”についてです。

これは昔、医療現場で心療内科の患者さんと関わらせていただいた時にも感じてはいた事です。

私の場合、自分が職場で”絶対犯してはいけない一番守りたい大切な事”を意識して仕事をさせてもらえたらと最近思う時があります。

それは・・・

”職場の上層部の願いと、現場の願いと、自分自身の願いの極度の目標のズレを作らないような関係づくりをする事”だと考えています。

このアドバイスを下さったのは、かつて私が看護学校で教わった心療内科の恩師の先生からです。

更に簡単に言えば、職場でどうしても2つや3つは出来てしまう”我慢の要因”を作らない事、もしくは1つの我慢の重さを強めない事・・・といった方が良いと言えます。

実は、最近社会的に誰もが発症する可能性を秘めている双極性うつ病のⅠⅡ型が最近増加傾向にあると言われています。

詳しくは別の文献を参考にしていただけると幸いですが、私が予想している”双極性うつ病”の要因のいくつかの原因として・・・

  • 社会の過疎化・核家族化の進行で幼い頃に他者とのメンタルな関わりの経験が無い為、自分の寸借やプライドでしか現場の状況を処理できない事。
  • 人のせいにする習慣がすっかり身についてしまっている。
  • 小さい頃に恐ろしい体験をし、対人恐怖症・人間嫌いが災いして、自身の我が強くなったり、他者からの強い口調などに過剰な防御反応を示してしまっている。

などを、睨んでいます。

(以下リンク文献も参考↓ ↓ ↓)

双極性障害(躁うつ病)の原因や発症のきっかけ

実際、双極性うつ病でもこの中にある要因のどれかに該当した経験が過去にある人もいたそうです。

では、うつ状態の激しい(特に躁と重なる)時に絶対にしてはいけない事として今まで鉄則とされていたのは・・・

  1. 絶対に、励まし(叱咤激励)をしてはいけない事!
  2. 大きな決断をしてはいけない事!
  3. 自殺をしてはいけない事!

が、ある文献でも強く取り上げられていました。

3は絶対にしてはいけない事は、皆様お分かりです。ただ、1と2に関しては最近(心療内科の)学会などで大きく意見が分かれている事を耳にします。

1については、例えば「私だって同じ苦労したのだから、あなただけ特別じゃないのよ!」という言葉が代表的です。普通に聞けば、上司が部下に期待して述べている貴重な言葉のように聞こえます。

しかし、心の背負う重さは個人個人によって違います。この言葉を述べて良いタイミングと述べていけないタイミングがあります。双極性うつ病の増長期にもし、この言葉を発症者に述べてしまうと一歩間違うと言われた側は「自分は忍耐が無いから社会に必要ないのかな・・」と沈み、3に意向する可能性があります。

1の行為はカウンセラーやかかりつけ医などときちんと相談し、自己診断がきちんと出来てから行わないと危険だといえます。

2についてですが、自分が仕事で失敗したりして他者を見返す為”人の見えない・悟られないところ”で大きな目標を持つ(テクニカルエンジニアになるとか司法書士、弁護士になる・・とか)考えた時のケースです。

もし、これで何年も頑張っても失敗が続くとどうなるか・・・・「私は何をやっても駄目だ、他人に合わす顔がない」となり、やはり3に意向する可能性があります。

仕事・学業・家庭の問題等で強烈な精神的負担を強いられた時は、絶対に素人判断で「どこだって現場というものは同じなんだから、我慢するのが当たり前だ!」なんて自己判断は絶対にしてはいけないのです。

現場が厳しいのは当たり前です。人間死ぬまでその試練と付き合うのですから・・。

ただ、裏を返せば”自分の価値観と他者の価値観は同じ事ばかり”なのでしょうか?

もし、自分の知人で何度も(双極性症状)状態で苦しんでいる仲間がいて相談を受けた時、「君の言っている事は詭弁だ!自分の内面的失敗を他人のせいにしているだけではないか!」等の類の事を言ってしまい自殺者・もしくは犯罪者を作るケースを数年前から専門職の関係上、よく耳にします。

もちろん、上記のようなケースのアドバイスが必要な時もあり、その場合は根気強い人間関係を根太く形成する事で改善する事もあると思いますし、それが良いタイミングの時もあります。

ただ、その類のアドバイスは果たして本当に悩んでいる者の”状況をある程度把握”して述べている内容なのか?その言葉は本当にいつ必要か分かって述べる言葉か分かっているか?

相談された側は(困ってしまい)、下手な叱咤激励をしそうなくらいなら、むしろ無回答で押し通す(内観療法)「専門家に相談した方が良いって!」っていう方がいいと私は思っています。

世の中には「何度も同じ失敗はしたくない、自分が出来る解決策をきちんと見つけて社会人として知人や身内を困らせたくない」という想いを抱えながら生きている方々が、この世の中何万人もいます。

(最近見た、うつ関連の統計:厚生労働省・・・うつ罹患者の統計)

自分の胸が強烈にドキドキして、吐き気や口唇ヘルペスを伴う位のストレスを抱えている時は、必ず自己診断を(冷静に解決策を整理出来る)専門家と相談して行う事ではないでしょうか。

そうする事で、自分が抱えていた心の中の整理が出来始め、解決時間は個人差はありますが、その”苦しみ”を徐々に”生きがい”に繋げていけるのではないでしょうか。

そういった点も踏まえ、自己の生活のコントロールという意味を履き違えないような人間関係を形成する事が今後の世の中の(私達も含めての)課題なのだと考えています。

”症状に罹った者にしか分からない”で片付けられるような社会ではない状況だという認識を病気に罹った者も、その病気の相談に乗る側も知るべき時代に入っている気がしているのは私だけなのかなと思う時があります。

※ 皆様、貴重なお時間の中、記事をお読みいただきありがとうございます。
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