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今回私が取り上げる“心の発作”とは、おそらく皆様もよく耳にする“うつ”の事です。
うつという症状は、やり方によってはその症状を緩和、もしくは治療する事が「可能」です。
また、うつという症状自体はっきり断言して決して「恥な病気」ではありません! では、その「うつ」の一番恐ろしいところは何なのか?
それは、うつが治りかけた時に起こる再発(私は“大発作”と呼んでますが)です。 何故、うつで自殺がよく起こるのか?
例えば、笑顔でさようならって手を振って明るく家に帰ったはずの友人が翌日自殺していたというケースを新聞やニュースでちょくちょく耳にします。
また、国の統計で見てみたところ平成24年前後の統計では全国の自殺者数は30000~34000人を前後していますが・・。 実は、その自殺者の半分近くが「うつ」が原因だと言われています。
また、近年では「若年者(10~30代あたり)」の「男性」が増加傾向を示していました。
ここで、「うつ」というのはいつの時期に発症しやすいのか? 厚生労働省の統計では「うつ」診断患者さんの多い時期は5月前後です。
理由は様々だと思いますが、一説として「入学」「就職」とかによる人生の大きな流れの転機が関係していると言われています。
その入学や就職の後で急激な挫折とか起こった時、本人もしくはその周囲の人達に「ストレス的な影響がかかる為ではないか」とも言われています。
そして、前述したこの「うつ」を発症した際に一番恐ろしい時期は! 実は治る手前まで来た時、即ち“回復期”と呼ばれる時だそうです。
人は生きていく上で少なからず何らかの責任を背負って毎日を過ごしています。 それを簡単に切り換えたり手放したり出来る人と、それが出来ない人がいます。
て、後者の方々(責任意識の強い傾向の人)にうつは強く起こりやすいと言われています。 ただ、それに気付く事が出来、そのトラウマと付き合う(治療する)事が出来たとします。
しかし! その時程、注意を怠っては危険だとされています。 例え気持ち的に安定してきたつもりでも、自分の心理的内面に「仕事の時の辛いトラウマ」「家庭での辛いトラウマ」「学校での辛いトラウマ」などが一欠片でもあったら・・・何が起こるか分かりますか?
きっと「また、いずれ同じ危険が自分に襲ってくる、もしそうなったら今度こそどうしようもない!」という心理状態になりかねません。
まさに、これこそが「うつ」の一番の壁と言えますし、最強の難関です。
そういった悩みを抱える相手に「あんた、もう、大丈夫じゃな!」とか「心配ないな~」といった軽はずみな一言! その一言がうつの克服しかけている人に対し、“死刑宣告のような突き放した言葉”(叱咤激励となる)にもなりかねません。
回復期の方に絶対にそれらの言葉は禁忌です。 だからこそ、うつの治りかけは本当に難しい課題なのです。
ですが、だからこそ、ここで“必要”な事があります・・・が、この続きは後日書きたいと思います。
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