皆様、貴重なお時間の中私の記事を見て下さり、本当にありがとうございます。
以前記事で、介護予防訓練の際は「運動時に呼吸を止めない」重要性について触れてみました。
そして、今回は「使う筋肉を意識する時に注意する事」について述べてみます。
その前にまず結論から話すと「使う筋肉は基本、使う前から意識はしない方が良い」と前もって述べておきたいと思います。
私は以前、ストレッチ(体操)についての本に書いてあるいくつかの「事」について知人の看護師と議論した事がありました。
ストレッチに関する内容については様々な案が提示されています。ですが、中には「鵜呑みにしていい方法」と「してはいけない方法」とある事も知人と情報交換しているうちに分かってきた事が沢山出てきました。
まず、体操に関して気になった点として「体操をする時間帯によって運動の程度を考えないといけない」事でした。
例えば、朝のラジオ体操についてです。起床後の身体は体温が低く、筋肉も硬くなっているそうです。
なので(今までの常識を覆すようですが)本来は最も体操に不向きな時間だと言われているそうです。
とはいえ、こわばった筋肉のまま職場や学校に行くというのもまた「あれれ・・?それじゃあ仕事前に体がほぐせないではないか!」という事になってしまいます。
なので、朝の体操のポイントは「根詰めてやらない事(有酸素ウォーキング等も軽く流す程度に済ませる)」「筋肉が痛くなるくらい絶対にしない事」がポイントではないかという議論に至りました。
また、朝に起床した時に天気が晴れていればしっかり日光浴をする事も大切ではないかと考えています(その理由はまた後日お話させて下さい)。
本当に効果的に体操を行うなら、体温の高い日中に行うと良いようです。
出勤前やお昼休みとかがやはり最適だとされ、その方が筋肉・腱などを傷めない効果的な体操になりやすいとされています。
それを考えれば日中デイサービス等で体操を行う時間帯自体がある意味「最適な時間帯」とも言えるのではないでしょうか。
そして、ここからが本題ですが、筋肉を伸ばす柔軟体操とかを例に挙げていきます。
私はデイサービスやその他の現場で高齢者の方々に介護予防訓練を指導させていただく時に注意している事があります。
それは、体操一つ一つが終わった「後」に何の目的でどこを鍛え、筋肉を使ったのかを体操された皆様に伝えている事です。
ここで重要なのが、上記で述べた「後」で伝えるという事です。通常、人に物事を指導したりする時に指導者は「先」に何の体操をどんな目的でやるのかを伝えるでしょう。
しかし、介護予防訓練を実施する際、私がなぜ運動した「後」でどこの筋肉を鍛えたかを伝えるのか?
例えば柔軟体操ですが「よーし伸びてる伸びてる」と自分が使っている筋肉に「意識が集中している」時、無意識のうちに筋肉は思考に準じて体が緊張してしまっているのだそうです。
自分の鍛えたい部分があり、そこを「使っている」と意識した瞬間から、その「鍛えたい部分」はすでに緊張が生じ、筋肉がこわばり、効果の妨げ(筋肉を傷める)になる事があります。
だから、私はその事も踏まえて、ワザと筋肉のストレッチを実施した「後」に「どこを鍛えたのか」を伝えるような手段をとっています。
次回も、介護予防訓練で気を付けたい事について述べていけたらと思います。
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