老人ホームやデイサービス・デイケア等で介護予防訓練を行ったりレクリエーションを行なったりする事は本当に重要です。
上記のようなイベントは認知症予防や生活上の移動動作などに必要な筋力増強にも繋がったりします。
しかし、それでも生活上で何らかの要因にて「転倒」や「転落」事故が発生するケースは決して少なくありません。
そして、転倒で股関節とか膝関節あたりの骨折をして入院・手術・リハビリといった過程をくぐってしまうケースがあります。
それらの難題をクリアーして退院して、何とか老人ホーム・デイサービスなどに復帰出来た場合、それは本当に「ひと安心」する時だと言えます。
だが、以前に転倒・転落した方にとってその時の苦痛は大抵「恐怖」として深層心理に残ってしまっています。
すると、何が起こりやすいか?
それは、転倒への恐怖が更に新たな転倒の危険性を生む可能性を高めるという事です。
分かりやすい例として、車椅子生活の高齢者(転倒骨折の手術を終え退院された人)が車椅子からトイレに移動するケースです。
そのトイレ介助を介護職員にて行うとします。
その時、よく、移動時その高齢者の方は車椅子の手すりを全力で握ったまま離さない事があります。
その結果、おしりがトイレの便座まで届かず、尻もちをついて転倒する危険が高いのです。
これは、私もですが・・・ほとんどの医療・福祉現場の職員さんが職場で必ず一度は経験しそうになる危険なケースです。
なので、そういった再発転倒を防ぐ為にも、上記の場合とかでは必ず守りたい事があります。
- 導線の確保!
- トイレ移動の事前にどう移動するか高齢者の方にしっかり伝えておく!
- 手すりの位置は正確に把握しておく!
- 高齢者の方の移動能力を認識しておく!
- 職員が一人で高齢者の方の移動介助が難しい場合、他の職員の助けを事前に呼ぶ!
等の配慮が必要だと考えています。
介護予防(デイサービス・老人ホームなどの福祉施設で)をする方々にとって「転倒・転落」は本当に最強の敵です!なら、デイサービスのフロアーなどで歩行とかを常に行うお年寄りにとっては更に「脅威」と感じるモノになります。
それを未然に防ぐ手立ては一つでも多い方が良いと思うのですが、どうでしょうか。
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