最近、夏になる前に日中室外気温が30度以上になる事も少なくなくなってきました。
この状況下で気を付けたい症状の例としては熱中症が挙げられます。
ただ、この熱中症については後日お話するとして、実はもう一つ気にしている症状があります。
それは「低血圧症」です。
夏場になり始めると、かなりの可能性でその低血圧が猛威を振るうと考えています。
実際私も夏場に低血圧症で倒れた事がある(恥ずかしい)人間の一人です。
では、なぜ、暑い時期に低血圧が起こりやすいか?
血圧とは、その言葉通り「血管にかかる圧力」の事です。
その圧力の最大と最少の圧は「心臓の血液を全身に押し出す力」が関係しています。
では、低血圧症とは何か?
本来、人間の身体は体温を調整する為に血管を拡げ体熱を外に放出するようになっています。
それが、空気の過剰な熱上昇により過剰に血管拡張作用が起こります。
すると、心臓から送り出される血液が脳や周辺臓器・手足の先まで届くのが緩やかになる現象が起こります。
結果、体中のだるさ(倦怠感)やめまいが強烈に誘発する、いわゆる「低血圧症」が起こってしまいます。
低血圧症状は高齢者や小児、女性にある程度多いとも言われているそうですが・・・。
そういわれるのは身体の筋肉量が少ないからだとも言われています。
その際、足を鍛える事で心臓へ血液を送り返す重要なポンプの役目をすると言われています。
なので足の筋肉を鍛える事が結果的にふらつき・めまいを緩和・改善する事にも繋がるそうです。
ただ、注意しておきたいのは、夏の猛天下での運動はかえって熱中症などのリスクがあるので極力控えたいところです。
なので、早朝の涼しい時間帯に少し体をほぐしてからウォーキングを行うのも一つの方法かもしれません。
また、私的に下記の6項目は現在特に注目しています。
- コップ一杯の水に塩一つまみ位の塩分を含んだモノを摂取(スポーツドリンクは糖分の程度も考え摂取)
- 通気性の良い服装(クールビス)、風通しの良い場所への移動もしくは道具(扇風機・内輪等)を使う
- アルコールの摂取は最小限(極力控える事)
- 直射日光を避け、避暑策(日傘・日陰での活動など)を行う
- ビタミンB群(レバー・玄米・大豆・豚肉・納豆等)の摂取
- 温度の内気温と外気温の差に注意し、必要時、空調設備を取り扱う
高齢者とか小児とかもそうですが、低血圧に関しての自覚症状がなかなか表面化しないケースは多いと思います。
私も低血圧症のお年寄りには何度か遭遇しましたが、やはり自覚症状がはっきりしない方が多かったです。
ただ、上記で解説した6項目のうち、6番目の内容「外気温と内気温」は特に本当に警戒しています。
ちなみに、外気温と内気温との差は5度くらいが理想的(7度以上とかになると血管系に影響が起こりやすい)と言われています。
しかし、実際夏場の気温は36度とかという事も今後多くなりそうです。
だから、判断が本当に難しいとこではありますが・・・
せめて室内の気温が28~29度を超えそうになったら、私は躊躇する事なく空調設備等を使います。
その理由は熱中症(気温30度以上の環境で起こりやすい)や低血圧症予防ももちろんあります!そして、何より、絶対にふらつき等で「転倒」させるお年寄りを出させたくないからです。
「転倒~骨折」は寝たきりという地獄の入り口になり兼ねないからです。
私は寝たきりの人を作らない為に、介護予防看護師をやっています。
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