意外と身近な事かもしれない「アノ」急変時対応・観察を考えてみた!

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(尾道・福山で少子高齢化対策に走るデイサービス看護師)一般人が急変時対応で出来る処置や観察とは!

今後気温が上昇していくこの時期!

少なからず熱中症・脱水症・低血圧等が出やすい危険な時期でもあります。

そんな時期で、もし自分の身近にいる人が体調不良などで倒れたら・・・。

それが血圧計や体温計・酸素測定器のあるような施設ならそれらをすぐ使うと思います。

しかし、現実的に見て人の体調不良はそういう器具がない(AED等の体外除細動器はあるかもしれませんが)場所で起こる事が多いと思います。

そういう時には、どうするか?

やはり、言う間でもなく・・・

  1. 「スマホ等で救急車119番通報」
  2. 「心肺蘇生法実施(AEDがあればそれも使用)」
  3. 「状態観察」

が、必要になるはずです。

そのうち、上記1・2番目はよく公共の役場・警察署・銀行・駅等でパンフレット等見かける事もあると思います。

(もし、よろしければ「1」「2」の詳細は以下サイト様の内容をご参照下さればと思います。結構分かりやすく解説されていると思いました。)

(日本医師会 – 救急蘇生法ページ)
https://www.med.or.jp/99/

(小児、乳児の心肺蘇生法-福岡市消防局ページ)
http://119.city.fukuoka.lg.jp/kyukyu/teate/sosei

しかし、3の状態観察に関しては実は上記施設等にはおそらく記載されていない、別の観察法があります。

医療・福祉関係の現場を経験されてる方なら分かるその観察法も、一般人では意外と知られていない事があります。

その観察法とは、体調不良で倒れた人が、どの程度「意識・覚醒しているか」観る「3-3-9度方式」と呼ばれる観察法です。

では、その3-3-9度方式とはどういうモノか?それは以下の内容になります。

(身体を刺激せずとも意識がある状態:レベルⅠ)

  • 1.ほとんど意識はあるが今一つはっきりしない
  • 2.人や時や場所が認識出来ない(見当識障害)
  • 3.自分の生年月日や名前を言う事が出来ない

(身体を刺激して意識を取り戻す状態:レベルⅡ)

  • 10.普通に呼びかけたら簡単に目を開ける
  • 20.大きな声で呼びかけるか、身体を揺さぶった時に目を開ける
  • 30.身体に痛みを感じるような刺激を加えながら、繰り返し呼びかけを行えば何とか少しずつ目を開ける

(身体を刺激しても意識が戻らない状態:レベルⅢ)

  • 100.身体への痛みや刺激を行うと、それを払いのける動作をしてくる
  • 200.身体への痛みや刺激を加えて、ちょっとだけ手足が動いたり表情がゆがむ(顔をしかめる)
  • 300.どんな刺激も反応しない

以上のような評価を行う事です。

ちなみに119番通報後、救急隊が到着時「脈」や身体の状態しか見れない状況の場所にいる時、この上記評価をいつの時間に観察したか分かると救急隊の方々も凄く助かるそうです。

なぜなら、いつの時刻に意識が戻る・戻らないの変化があったか!その状況によって緊急性(後の医療機関での治療処置)にも大きく影響するからです。

ちなみに救急隊に場所を伝える時、自分がいる場所がどこか分からない時は、(付近に民家とかも無いなら)真っ先に、付近にある「電柱」を見つけて下さい!電柱に現在地が書いてあります(スマホのGPS検索に手間取る時間が惜しい場合)。

こういう大切な評価・対処方法もある事を、少しでも気に留めておいていただけると光栄です。

今後も尾道市・福山市を起点に更に(運動器)介護予防訓練頑張ります!

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