以前、対人関係のコミュニケーションに必要な要素について4つ上げてみました。
それは・・・・
- 相手と話した事は例えどんな会話の流れであっても、後に自己評価(フォーカス)を行う事!
- 下手に自分をカッコよく見せた事で、それが逆に自分の「足かせ」にならない事!
- 言葉の現実、すなわち「慣れない恐怖」を焦らず、うまく「克服」していく事!
- 相手との共感性・好感性を深める事(相手の話に相槌をうつ、メモを付ける等)!
以上の内容でした。
そして、私が現在関わっている「Facebookなどのソーシャルメディア」そして「地域活動・介護予防関連活動」で特に間近に関連しているのは上記のうち、「1」と「2」だとお話させていただきました。
では、どんな時に私がその「1」「2」に当たるのか!
で、今回は特に「1」に力を入れてお話をさせていただきます。
例えば、自分が目上の人と実際会って会話したとします。
そして、相手の方は人生の先輩として自分に「~という方法もありますよ!」とかアドバイスをしたとします。
しかし、自分がそのアドバイスを嫌がったりした時、何故か無意識のうちに「もう、そんな事分かってますよ!」と言ったり、もしくは自分の特技・プライド・相手の苦手な話題を持ち出し、その場を回避しようとするケースです。
こういったケースの場合、途中で会話のバリア(壁)を作ってしまっていますから、本当に相手の方が何を自分に伝えようとしてくれたのか、当然理解できるはずがありません。
また、そのような壁を作ってしまった事で、かえってその事を「ストレス」と受けとってしまい、その人の会話の真意を後で振り返るという「自己評価」も出来るわけがありません。
逆に、その「アドバイス」して下さった年輩の方に、不要なストレス(バリアを張った人に会話を合わせるのか迷うから)を与えてしまいます。
はっきりそれは非常に(相手の貴重な情報を棒に振っている)もったいないケースです。なので、そうならないように(一時期は相手の会話が受け入れにくくても)何を自分に言ってくれたかの振り返りは必要だと考えられます。
ただ、上記のような失敗は、途中で気付いて回避できる可能性のある事なので、まだコミュニケーション障害としては「軽症」だと思います。・・・が、実はもっと「深刻」なケースもあるそうです。
それは、相手の人と最初から同目線に立たずに「上から目線」でハロー効果に罹った状態で会話を行う事です。これはFacebookなどのSNS上で非常によく見かけるケースです。
これは一例ですが、自分よりも目上のある程度キャリアのある方とSNS上で繋がったとします。
その人が「私の掲載した記事・画像」に関してコメントするとします。ここまでは普通のやりとりです。
しかし、記事にコメントする人によっては「このコメントは私にとって何の意味があるのだろう?」と、私から見れば意味が理解出来ないモノもあります。
で、そのコメントした人に問い合わせた際、正確なお返事を返して下さるならそこで解決です。
しかし、中には「暴走」される方もいらっしゃいます。
その「暴走」とは、正確なコメント返事を返さず、謎めいた悪ふざけ的な返事しか返さない(わざと句読点を使わないとか、人の弱みをネチネチツッコむとか)などの形で茶化し、話をはぐらかせ、次回また同じ「意味不明」なコメントを送るケースです。
ここで厄介なのは、お相手の方(茶化す人)がその自覚症状(相手を苦しめている)が全くない事です。自分で知らず知らずのうちに、自身の信頼を窮地に追い込む行為を行っているのです。
1回や2回ならまだ「この人も気まぐれだからしょうがないな~(笑)」で済みますが、頻回になってくると大事(おおごと)です。
それは、以前お話した「相手と同目線でお話する!」といった事が全く成立していない事になるのではないでしょうか。
Facebookでもそうですが、「無理に良い人にならない事!」という暗黙のルールがあります。一度良い人を演じると、そこから抜け出せなくなるからです。
ですが、茶化しつつ、かつ、途中から「私は良い人」的コメントを繰り返す行為は、かえって「この人ってどこまで良い人?・ギャグな人?・変人?」か、そのキャラクターが全くつかめないのです。
だから、返事を返そうにもどう返したらいいか分からなく、茶化しのコメントを受けた側は「疲れて」しまうのです(少なくとも私はそういうのは気持ち悪いので嫌です)。
自分のキャラをコロコロ転化し、相手に繰り返しの茶化しを「もし、自分がされたらどんな気がするか!」その「フォーカス(評価)」が出来ていない典型的な「ネチネチ」状態になってしまっているケースです。
そして、もうひとつ厄介なのはそういう方に限ってなぜか「プライド高くバリアを張る」ケースが多いという事です。
もっと簡単に言えば「自分の非」を簡単に認めないタイプです。
そうなると、どうなるか?
自分への火の粉を防ぐ為に別の人に責任転嫁する傾向が強くなるという事です。
そうなれば、もう「自己の成長」も「自己評価」もあったものではありません。
絶対に行ってはいけない事ではないでしょうか!
あと、最近の学区内の「いじめ」にしても、この「責任転嫁」型を使ったいじめが多いと言われています(私自身がその実体験者ですし)。
私も、元「校内暴力」を受けた経験がある人間なので、そういう人の言葉しぐさは敏感に分かってしまいます。
だからこそ「相手と同目線でコミュニケーションを行う」という事がどれだけ大切か、痛い程分かってしまうのです。自分がされたら嫌な事は他の人にもしたくないですし・・・。
私もまだまだコミュニケーションは得意な方ではありません。ただ、だからこそ「言葉は最高の成長の秘薬にも凶器にもなる」という事を改めて認識しておきたいと考えて、今後も精進していきたいと思います。
(参考文献)
- 日経記事―臼井流「最高の結果を出す人の話し方」
- 傾聴力HPジョイカウンセリングスクール:簡単にわかる傾聴の意味と目的
- 5セカンズ:プライドが高いのを直す6つの方法
- 声掛けや接客スキルを学び悩み解消―いい接客のできる魅力的な売れる接客女子になる方法
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